要約された本の数は2,600冊を超え、話題のビジネス書やベストセラー・名著などが毎日1冊追加されている本要約サービスflier(フライヤー)。
しかし巷では「flier(フライヤー)は意味ない?」という噂もあります。
今回はその「flier(フライヤー)は意味ない?」という疑問に対して、様々な角度から解説をしていきます。
・flier(フライヤー)意味ない派の意見
・flier(フライヤー)はどんな人におすすめ?
flier(フライヤー)とは?
サービスの概要
flier(フライヤー)は、ビジネス書や実用書、教養書など、様々なジャンルの本を要約を読むことができるサービスです。
累計要約数は2,600冊を超え、国内最大級の本要約サービスといえるでしょう。
また話題のベストセラーや名著などが毎日1冊追加されるため、飽きることなく、習慣として要約された本の内容をインプットすることができます。
「忙しくて本を読む時間が確保できない」「話題の本だから概要だけでも理解しておきたい」というニーズを満たすようなサービスですね。
読書が苦手な人でも気軽に利用することができる上に、音声版もあるので、まるでラジオを聴くような感覚で読書の体験ができます。
満員電車や、どうしてもスマホを見ることができない場合などでも、ビジネスに関する情報をインプットできるのは非常に魅力的です。
flier(フライヤー)の特徴
flier(フライヤー)の特徴は大きく4つ挙げることができます。
- 読書体験をカジュアルに楽しめる
- 音声版で「ながら学習」ができる
- 要約されている本が「厳選」されている
- 新しい本と出会うことができる
「読書体験をカジュアルに楽しめる」「音声版でながら学習」については冒頭に説明した通り、読書が苦手な方でも10分程度で読める要約であればハードルは下がりますし、移動時間や作業時間などに活用できる音声版が用意されていることはflier(フライヤー)の特徴と言えます。
また、要約されている本が「厳選」されていることも特徴の1つでしょう。
flier(フライヤー)で要約される本は、社内外の有識者が集まる「選書委員会」で選書されており、「今読むべき本」を簡単に見つけることができます。
そしてflier(フライヤー)を通じて、短時間で様々な本に触れることができることは、新しい本との出会いにもつながります。
ある本の要約を読み、その考え方や価値観に共感するものがあれば、同じ著者の本を見つけたり、同じジャンルの本を見つけたりすることにつながります。
他にもflier(フライヤー)では著者へのインタビュー記事の掲載や、本にまつわるセミナーを定期的に開催しているため、新しい本との出会いや、読書へのモチベーション向上にも貢献できます。
読書の「意義」とは?
さて、本題の「flier(フライヤー)は意味がない?」に進む前に、まず読書をする「意義」について考えてみましょう。
flier(フライヤー)で主に扱われている本は、主にビジネス書や実用書であるため、それらを読むことの意義について私なりに考えてみました。
あくまで私個人の意見ですが、(ビジネス書・実用書の)読書には以下の4つの意義があると思っています。
- 知識の獲得
- 自分を奮い立たせる
- 集中力の向上
- 国語力の向上
それぞれ詳しく解説していきます。
読書を通じて「知識」を獲得する
ビジネス書・実用書では、日常的に取り組めるようなアドバイスや、自分の生活や仕事をより良くするための考え方や思考方法が述べられていることが多いです。
また著者の経験を通じたアドバイスなどは、考え方を変えれば著者の経験を疑似体験できるとも言えるでしょう。
つまりビジネス書や実用書を読むことは、自分にとって新しい「知識」を獲得することにつながります。
例えば個人的におすすめの本である、森岡 毅さんの「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」という本では、USJのCMOを勤めた森岡さんの体験談を交えながら、マーケティングを成功するための考え方を学ぶことができます。
全てではないにせよ、森岡さんが経験したことや考えたことを疑似体験することにより、新しい知識を学ぶことができることが読書の1つめの意義だと言えます。
自分を奮い立たせる
また、ビジネス書や実用書の読書を通じて、著者の経験を疑似体験をすることによって、自分自身の成長や能力開発のためのモチベーションが高まる効果もあると思います。
例えば世界的名著である「7つの習慣」という本を読んで、「よし、明日から考え方を変えてみよう」という気持ちになる人は非常に多いのではないでしょうか。
「読書」というキッカケを通じて、自分自身を奮い立たせるというのも、読書の意義の1つだと言えるでしょう。
集中力の向上
今日、読書以外にも知識や疑似体験をできるツールに溢れる便利な世の中になりました。
YoutubeやGoogle、他にもnoteやTwitterなど、様々な手段で情報を得ることができます。
しかし、そのような情報収集は「片手間」でおこなっていることが多いと思います。
例えばテレビを見ながらTwitterを見る、友人とLINEをしながらYoutubeを見るなど、簡単に情報を取得できるからこそ集中力は散漫状態にあるといえます。
一方で「読書」という行為は、目でひらすら活字を追う行為でもあるため、視点は本に集中し、且つ書いてある文章を処理し続けなければいけないため、なかなか片手間ではできることではありません。
読書に集中するため、静かな図書館やカフェに訪れる人も少なくありません。
外の情報をシャットアウトし、「読書」という1つのことに集中することによって、得られる知識や経験はより凝縮されたものになり、更には他の日常の悩みから一時的に離れることを可能にします。
また読書は頭脳のエクササイズの一種とも言われており、読書をすることによって長時間にわたる精神的な活動に耐える能力を鍛えることができるとも言われています。
国語力の向上
読書を通じて、多くの文章を読むことにより、文法、文脈、言い回しなど知識以外の様々な能力も得ることができます。
分かりやすい例を挙げると、ビジネス書や実用書にはしばしば専門用語が用いられます。
専門用語を理解することによって語彙力が高まることも見込めるでしょう。
またここでは「国語力」という表現をしていますが、いわゆる「著者の気持ち」に気づく・感じることは様々な本を読むことによって培われます。
語彙力が高まり、人の感情や気持ちに気づく能力も高まれば、派生してコミュニケーション能力の向上にもつながるといえるでしょう。
flier(フライヤー)で扱われている主な書籍はビジネス書や実用書であるため、小説などに比べるとその効果は薄いかもしれませんが、多くのビジネス書や実用書は著者の経験に基づいているため、全く効果がないとは言い切れません。
flier(フライヤー)は意味ないのか?
「読書をする意義」を踏まえた上で、flier(フライヤー)は意味がないのか?について考えていきましょう。
私が思う結論を申し上げると「意味はある」と思います。
flier(フライヤー)は意味ない派の意見
flier(フライヤー)は意味ない派の意見を乱暴にまとめれば、「読書をする意義」における
- 集中力の向上
- 国語力の向上
が満たせないため、というものです。
flier(フライヤー)は10分程度で要約の全文が読めることをコンセプトにしているため、当然長時間集中する必要はありません。
またflier(フライヤー)の要約は、著者本人による要約ではなくプロのライターによる要約であるため、著者独特の言い回しや感情表現、価値観を汲み取ることは難しいといえるでしょう。
私個人的にも納得のいくもので、flier(フライヤー)では完全な読書体験はできないと思っています。
flier(フライヤー)は意味ある派の意見
一方でflier(フライヤー)は意味ある派はどのような意見を持っているのでしょうか。
同じようにflier(フライヤー)は意味ある派の意見を乱暴にまとめれば、「読書をする意義」における
- 知識の獲得
- 自分を奮い立たせる
が満たせるため、というものです。
これまでの説明の通り、flier(フライヤー)ではその本の要点を10分程度で理解することができるため、その本で伝えたいことや知識を短時間で得ることができます。
また要約とはいえど、新しい知識を得ることによって自分を奮い立たせる効果もあるといえるでしょう。
こちらの意見も私自身、flier(フライヤー)を使ってみて強く感じます。
それこそflier(フライヤー)に限らず、Youtube上での本紹介系のチャンネルでも類似した体験を得ることができます。
またYoutube上の本紹介系チャンネルとの違いは、本記事の冒頭で説明した通り、flier(フライヤー)の特徴から説明することができます。
flier(フライヤー)であれば、厳選された今読むべき本の要約を、読むことも聞くこともできますし、読書をするキッカケを与えてくれます。
余談:野菜ジュースの話
flier(フライヤー)の意味ある・ない論争は、野菜ジュースの議論に似ている気がします。
野菜ジュースも「飲まない」より「飲んだほうがいい」というのが私の結論です。
野菜ジュース意味ない派の意見は「不溶性食物繊維が少ない」「糖質が多い」など、「野菜を食べる」という行為で得られる全てのメリットを実現できなければならない、というものです。
一方で野菜ジュース意味ある派の意見は、「野菜を食べる」という行為で得られる全てのメリットは元々期待しておらず、部分的にでも効果があればいい、というものです。
flier(フライヤー)の意味ある・ない論争においても同様のことが言えます。
意味ない派の意見は「読書」という行為で得られる全てのメリットが実現できなければならないと考えており、意味ある派の意見は「知識を得て、自分を奮い立たせることができればいい」と考えています。
まとめ:flier(フライヤー)はどんな人に向いてる?
これまでの説明を踏まえて、flier(フライヤー)はどんな人に向いていると考えられるでしょうか。
それは、本の要約を通じて「効率よく知識を得て、自分を奮い立たせることができればいい」と考えている人です。
flier(フライヤー)は本要約サービスであり、完全な読書体験ができるサービスではありません。
そのため「読書」をすることで期待できる「集中力の向上」「国語力の向上」は、flier(フライヤー)では完全には実現できないと思います。
しかし、忙しいビジネスパーソンや、片手間で知識を得たい人、自己啓発本は全部読む気にならない人などにとっては、非常におすすめのサービスと言えるのではないでしょうか。
flier(フライヤー)は現在、7日間無料体験キャンペーンを実施しているため、もし自分には合わないと思えば無料体験中にやめることもできます。
もしflier(フライヤー)に対して、まだ半信半疑なのであれば、まずは無料体験からはじめてみてはいかがでしょうか?